1月8日

 

一年が終わってまた始まって 何でもない毎日がまた始まって 始まったっていうより戻ってきて もう少しで冬は終わる気がするのに 雪はまだ降ってないのが変だなって思う 冬はこれからだって知らないおじいちゃんが言ってた

 

もう少しで20歳が終わるから 一年前のこと思い出してた 19歳だった 

 

そういえばこの前18歳の女の子と話す機会があって 私が18歳の頃周りにいた大人たちにいつも「他の子と違うよね」「18歳とは思えないよね」って言われていたのを思い出した あの時はよく意味がわからなくて 今になってやっと分かった気がした  よく言えば落ち着いていたのかもしれないけど 何の期待もしていない諦めを覚えた18歳だった だけど人一倍 大人になりたくないと強く思ってた気がする

 

それで19歳の私 自分に対して良くしてくれた人には感謝をお礼を 服従をしなければいけないと思ってた たとえ求めていない愛だったとしても 受け入れることが義務だと思った 好きだよと言ってくれる人に「早く嫌いになって下さい」ってお願いしてた 捻くれてたわけじゃなくて本心で 嫌いになってもらえるまでは離れたらいけないって宗教だった それは今でもまだちょっとある 愛情は呪いだって思う

 

20歳は自分が愛をあげるんだって決めて 求めてない愛からは逃げて逃げて逃げて それも少し辛かった 今もそう 無い物ねだりだから 

 

 

 

 

今日も1月8日だった

22歳あと数日で23歳になる

 

ちょうどぴったり2年 今この文章を読み返したのは偶然だけど 神様がポイって投げてくれたような気がする こんな時だけ信じるのごめんねって思う クリスマスにケーキを食べるのも元旦に初詣に行くのもおんなじ そんな時だけ信じてる